プロパティ
 プロパティとはオブジェクトが保持している、そのオブジェクトの性質を表すデータです。例えばコメント入力欄のテキストエリアを表すオブジェクトである FORM.COMMENT の場合は、「幅」と「高さ」という二つのプロパティを持っています。
保持しているプロパティはオブジェクトによって異なり、複数のプロパティを持つオブジェクトや、プロパティを持たないオブジェクトもあります。プロパティを変化させることによってオブジェクトの表示などを変更することが可能です。

 プロパティ名はオブジェクト名とプロパティタイプをドット(.)で繋げた書式になります。例えば GROUP.OBJECT というオブジェクトの場合、GROUP.OBJECT.property という名前になります。

 プロパティを設定する際は、プロパティを記述するためのブロックである CONFIG ブロックに、プロパティ = "値" という式で記述します。プロパティによっては複数の値を設定できるものがあります。複数の値を設定するには各値をセミコロン(;)で区切り、プロパティ = "値1;値2;値3・・・"というように記述します。
各プロパティには値として設定できるデータ型が予め決められており、指定されたデータ型以外を設定することはできません。データ型には文字列・数値・URL・色・定義済値の5種類があります。指定外のデータ型の値を設定すると正しく掲示板を表示できなかったり、動作に問題が発生する可能性がありますので注意が必要です。

 プロパティを設定する際、値をダブルクォーテーション(")で囲みますが、値にダブルクォーテーション(")が含まれる場合は、シングルクォーテーション(')で囲むか、値中のダブルクォーテーション(")エスケープしなければなりません。また、プロパティ名は大文字・小文字が区別されますので、大文字・小文字も正しく記述する必要があります。

Example
○ DATA.URL.mark = '<img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home.png">'
× DATA.URL.mark = "<img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home.png">"
○ DATA.URL.mark = "<img src=\"$REPLACE.IMAGE_DIR$home.png\">"
× Data.Url.Mark = '<img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home.png">'

 行頭やイコール(=)の前後には、インデントや値の位置を揃えるための空白を自由に記述することが可能です。

Example
○ FORM.NAME.width    = "35"
○ FORM.SUBJECT.width = "35"
○    FORM.FILE.width = "50"

 プロパティは一行に一つだけ記述することができます。一行に複数のプロパティを記述したり、途中で改行することはできません。ただし改行をエスケープすることで、一つのプロパティを複数行に渡って記述することが可能になります。

Example
○ FORM.URL.width = "50"
○ FORM.EMAIL.width = "30"
× FORM.COMMENT.width = "50" FORM.COMMENT.height = "5"

× DATA.URL.mark = '<img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home_on.png" border="0" alt="">;
   <img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home_off.png" border="0" alt="">'

○ DATA.URL.mark = '<img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home_on.png" border="0" alt="">;\
                    <img src="$REPLACE.IMAGE_DIR$home_off.png" border="0" alt="">'